100均アイデアというと、今ではテレ朝の黄金伝説や日テレのボンビーガールなどでもいろいろと紹介しているが、俺は子供が生まれたときから自分でアイデアを考えて作っていて、テレビ番組内でやっていることと似たようなことはすでにやっている。
小物から大物まで、いろんなモノを100均アイテムで作ってきたが、その中でも一番、印象に残っているのは、ワイヤーネットと呼ばれている網と結束パーツと結束バンドだけで作った封鎖ゲートだ。
封鎖ゲートというのは、玄関の上り口と階段の登り口を網で塞ぎ、幼児が行き来できないようにする網のことだ。
犬が飛び出さないようにするためのゲートを想像してもらうとわかりやすいと思う。
これをワイヤーネットと結束バンドで作ったのだが、ちょっと想像するだけでは「なんか華奢そうだし、幼児がよりかかったら壊れそうで怖い」というイメージがあると思う。
実際、作った俺も同じように感じた。それなら、なぜそんな危なっかしいモノを作ったのか?
それは立ち入り禁止区域を幼児に認識させるためだ!
普通の頭の持ち主なら、幼児のためゲートと聞けば「うっかり目を離した時の玄関や階段からの落下事故を防ぐため」と考えるであろうから、華奢なつくりでは怖いので、しっかりしたものを買おうと考えるのである。
しかし、先天性の貧乏を患っている俺は「事故を防ぎたいなら何があっても決して幼時から目を離してはいけない」というのが持論だ。
たとえ「うっかり」でも目を離してはいけない!それが貧乏人が親になるということなんだ!
つまり、お金があるやつはうっかり目を離すことが前提、貧乏人は目を離さないのが前提ということだ。
この考えを基準にすると玄関や階段などの落下の危険があるところは、当然、目を離さないわけだから落下事故が起こる可能性は低くなる。
その上さらに玄関や階段にゲートを作ることによって、幼児には行き止まりと思わせる作戦をとったわけだ。
初めのうちはゲートを揺さぶったりすることもあるが、いくら華奢でも幼児のチカラくらいでは意外と壊れないものだし、そのうち幼児は幼児なりに「このゲートから先は行けないんだ」と認識するようになる。
実際、我が家でも子供が1人で玄関や階段を登り降りができるまで手作りゲートを使っていたが、壊れなかったし、落下事故も起きなかった。
ここがビンボー人と普通の人との発想が違うところだ!ビンボー人の発想は「お金が使えないなら頭を使え」に尽きる。
ちなみにこの封鎖ゲートにかかった金額はうろ覚えだが、1000円前後だったと思う。
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