俺はもともと小心者の上、おやじがギャンブルで身を滅ぼしていることと、母親がコツコツ働きながら女手ひとつで俺を育ててくれたことから、昔から『一攫千金』ではなく『コツコツと安定的に稼ぐ』というのがポリシーみたいなところがある。
しかし、先日とある記事を読んでいたら『お金持ちは安定した月収よりも一気に稼ぐことを考えている』というのを見てかなりの衝撃を受けた。
その記事によると、お金持ちになるような人の考え方は、大金を稼ぐためにはどうしたら良いかということを前提に動いているため、月収がいくらだとかは微塵も考えていないんだとか…
確かにもし一気に大金が稼げたとしたら、その金額が安定的に稼げなくても、大金があればそのお金で次のことができるし、当面の生活には困らないだろう。
そんなことを考えていたら、俺が真のワーキングプアになる前から貧乏だった理由がわかったような気がした。
会社の歯車になるような生き方はイヤだと思いながら、もう一方では安定した稼ぎと生活を求めている。
そんな中途半端な考え方の人間が自分で仕事をやったとしても、大きく稼げるわけが無い。
そもそも個人が行うビジネスというものに安定などはありえないのだということに気付かされた感じだ。
いろいろと経験してきたオヤジになった今だからわかることだが、安定した稼ぎが欲しいのなら、日経225に入るような一部上場企業のサラリーマンになるのが最も近道だろう。
それでも高齢化社会、少子化問題、終身雇用の崩壊などが当たり前のこのご時勢、100%ではないとしても、そこら辺にゴロゴロしている中小企業のサラリーマンよりは安心できるのではないかと思う。
しかし、会社に雇われない生き方が俺の生き方だと悟ってしまった今となってはどうにもならないことなので、これからは社会の底辺に生える雑草なりにもっと大きく稼ぐことに野心を燃やしながら、俺は命尽きるまで自由人として生きていく!
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