親から相続した家を売りに出そうと考えているが、親が一生懸命、働いて残してくれた家を収入が少ないせいで手放すというのは、さすがに少しは感傷的になるもんだ。
そもそも家を売るはめになった理由は、収入が少なくなってしまったせいで、生活費が足りなくなり、借金をしはじめたのが最初だが、借金よりも怖いのが税金だということを知っている人はどれくらいいるのだろう。
もちろん俺は税金滞納しているわけだが、家を売ったお金で一番最初に払おうと思っているが税金だ。
税金というのは、滞納を始めた時点でどんな借金よりも立場が上らしく、たとえ借金が払えずに自己破産しようとも税金だけはチャラにはならず、どこまでも、いつまでも追いかけてくるんだそうだ。

しかも督促が来てもしらばっくれていると、どんな少しの財産でも容赦なく差し押さえをしてくるから怖い。
数年前に税金を滞納していて督促が何回も来ていたのだが、生活が先、借金返済が先と思って、延ばし延ばししていたら、ゆうちょ銀行に入っていた6000円を差し押さえられた経験がある。
慌てて市の納税課に電話して「生活が苦しいので、督促状が来ても払えないし、これ以上、差し押さえらえたら困る」と言ったら「督促が来たら、すぐに連絡をください。そして今言ったようなことを言ってください。あとは毎月、払えるだけ、いくらでも良いので払ってください。」と言われた経験がある。
それを聞いて思ったのだが、自治体にしてみると「滞納しているから連絡してるのに、なんの連絡も寄越さないとはけしからん!せめて連絡くらい寄越せば考えてやってもいいのに」という感じなんじゃなかろうか。
まあ、こう言うとガラが悪いが、要は「払う意思はあるが、現状ではお金がなくて払えない。」という事情説明と月々5000円でも3000円でも良いから払い続けることで、無視してませんよという意思表示をしていれば、あこぎな差し押さえなどは無いという話だ。
いずれにしても、俺のような個人事業主でワーキングプアになると借金と税金に追われることになるが、可能であれば税金滞納だけはしない方が良いと思う。
ちなみに俺が滞納している税金で金額が一番、多いのは国民健康保険税の100万円くらいで、次が、市県民税、固定資産税が数十万円といったところだ。
家が売れたら全額、耳を揃えて払ってやるから、待ってろ納税課!
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